本日午後は、島根大学旧奥谷宿舎で、第18回ミュージアム市民講座「島根県における明治時代の漢詩」を開催しました。今回は、中国文学をご研究しておられる島根大学法文学部教授の要木純一先生にお話いただきました。
出雲はもともと、江戸時代から全国屈指の漢詩創作が盛んな地域でした。その伝統は、1903(明治36)年~1946(昭和21)年、出雲を本拠にした剪淞吟社の機関紙『剪淞詩文』などにみることが出来ます。
出雲はもともと、江戸時代から全国屈指の漢詩創作が盛んな地域でした。その伝統は、1903(明治36)年~1946(昭和21)年、出雲を本拠にした剪淞吟社の機関紙『剪淞詩文』などにみることが出来ます。
しかし、それ以前の明治初期~中期の漢詩壇の状況については、不明な点が多いようです。
今回は、『松江竹枝』という、明治21年に発表された本を素材にして、明治半ばの出雲漢詩について解説していただきました。
漢詩というと、あまり馴染みがない人が多いかもしれませんが、今回のお話を聞いて、大変、奥深く、文学的教養が求められる一方で、ユーモアに富んだ世界だということが分かりました。
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