企画展示「旧制松高・師範学校時代の学問と教育」ギャラリートーク開催

 2/21(日)午後、旧奥谷宿舎で、企画展示「旧制松高・師範学校時代の学問と教育」(萌芽研究P・島根大学附属図書館・ミュージアム共催)のギャラリートークが開催されました。

 講師は、法文学部の田中則雄先生で、会場に入りきらないほど、たくさんの方々が御来館されていました。
 師範学校OBで教育者・考古学者の足立正氏の蔵書(江戸時代の小説など)や旧制松江高校の教科書、奥谷宿舎に暮らしたドイツ人教師フリッツ・カルシュ博士の寄贈図書、永井隆博士の寄贈図書などについて、詳しく解説いただきました。
 なかでも武者小路実篤の『友情』に松江高校学生が書き込みした友情・恋愛に対する真剣な議論からは、当時の青年たちの熱いものが伝わってきました。
 田中先生のお話を聞いて、島根大学の学問が、江戸時代・明治時代以来の系譜に連なることがよく分かりました。  旧制松江高校外国人宿舎として建てられ、松江高校生も出入りしていたこの建物に相応しい展示会になっていると思います。ここでの展示は、2/28(日)までです。


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