本日午後は,第36回島根大学ミュージアム市民講座 「中海の二枚貝と環境~中海産「おいしい赤貝」の復活をめざして~」を開催しました。
今回の講師は,かつて中海でたくさん採れていた「赤貝(正式な標準和名はサルボウガイ)」の再生に取り組んでおられる山口 啓子先生(島根大学生物資源科学部准教授)でした。
今回の講師は,かつて中海でたくさん採れていた「赤貝(正式な標準和名はサルボウガイ)」の再生に取り組んでおられる山口 啓子先生(島根大学生物資源科学部准教授)でした。
講座では,赤貝がどのような水環境に生息しているのか?干拓堤防ができた現在の中海で,どこに稚貝をまけば上手く繁殖するか?などの調査研究成果について話していただきました。
現在,中海では干拓堤防(森山堤防)の一部が開削されて,赤貝が生息できる水域が部分的にできてきているようです。今後は,稚貝の放流に適した場所をより具体的に追究したり,赤貝の生息に適した水質の改善を進めたりすることが課題になっています。
こうしたご研究によって,将来的には,再び中海特産のおしいい赤貝が全国の食卓に並ぶ日が期待されます。
次回の島根大学ミュージアム市民講座は,8月20日(土),「ハナバチたちの衣食住~身近な隣人の素顔に迫る~」です。ご期待ください。
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