島根大学附属中学校の標本を受入れ

本日午後は,島根大学教育学部附属中学校(松江市菅田町)に保管してあった剝製標本などを島根大学ミュージアム本館に運び込む作業をしました。

附属中学校には,これまで戦前につくられたと思われる剝製標本が,たくさん保存されてきました。

これらの標本は,おそらく,島根大学教育学部の前身校である島根師範学校男子部の時代のものです。戦後,松江市外中原町(現松江一中)にあった師範学校が,島根大学教育学部になり,今の松江キャンパスに移転したあと,残された校舎は,附属中学校として使用されました。

標本の一部は,附属中学校に残され,その後の校舎移転に伴って,現在の場所に一緒に移され,保管されてきたようです。

このたび,島根大学ミュージアムで引き取ることになり,本日,とりあえず半分ほど運びました。

特別天然記念物に指定されているライチョウやニホンカモシカなど,現在では,捕獲が絶対不可能なものも含まれており,大変貴重な資料であるといえます。

ミュージアム本館は狭いため,とりあえず,作業室を削って第2展示室とし,ここに運びいれました。これから,キャプションなども作っていきたいと思います。
搬入した標本類(特別天然記念物のニホンカモシカもいます。)
世界遺産に登録された小笠原諸島の固有種オガサワラオオコウモリ
現在では,採取不可能です。
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