2012年12月1日土曜日

第51回ミュージアム講座「加茂岩倉銅鐸にみる弥生時代の鋳造技術」を開催しました。

師走の土曜日も休まず仕事をしております。本日午後は、第51回ミュージアム講座「加茂岩倉銅鐸にみる弥生時代の鋳造技術」を開催しました。

今回の講師は、島根大学OBでもある、角田徳幸先生(島根県立古代出雲歴史博物館専門学芸員)で、テーマは、1996年、大量に発見され話題となった、加茂岩倉遺跡(島根県雲南市)の銅鐸についてでした。

角田先生は、加茂岩倉遺跡の調査報告書作成にあたられ、銅鐸を最もまじかで観察しておられる方です。

講座では、加茂岩倉遺跡の概要、どのようにして埋められていたのか?、銅鐸の特色、どこでどのようにして鋳造したのか?、同じ鋳型で作った「兄弟銅鐸」の分布などについて解説していただきました。

なぜ、出雲地域には、こうした大量の銅鐸が埋まっていたのでしょうか。

弥生時代の出雲平野は、九州・朝鮮半島や近畿、北陸とも交流するターミナル的な場所だったようで、近年の調査でも様々な他地域の文物が発見されています。
交易拠点として多くの文物が集積する場所であったことが、出雲地域に大量の銅鐸を保有できるほどの集団ができた遠因ではないだろうか、と仮説を述べておられました。


◆前回の講座
第50回ミュージアム講座「隠岐産黒耀石の開発・利用からみた先史時代の山陰地域」

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