2012年12月15日土曜日

第52回ミュージアム講座「弥生時代の墳丘墓と日本海交流」を開催

本日午後は、ミュージアムの会下准教授が講師となり、島根大学公開講座・第52回ミュージアム講座「弥生時代の墳丘墓と日本海交流」を開催しました。

今回は、弥生時代の中期後葉~終末期(およそ紀元前1世紀後半~紀元3世紀前半)に、山陰地域を中心に分布する四隅突出型墳丘墓についての解説でした。

四隅突出型墳丘墓は、方形の四隅に突出部をもつ特異な形態の弥生墳丘墓です。大きな墳丘をもつものには、当時希少だった長剣や鉄刀が副葬されています。

また、弥生時代・後期の山陰地域には、朝鮮半島南東部からもたらされた鉄器が普及します。当時の山陰地域は、こうした鉄を中心にした文物の流通拠点となり、首長がそれを掌握し差配していたために、その権威・権力が大きくなったと考えられます。

特定人物の埋葬のためだけに大きな墳丘墓が築かれた要因のひとつとして、こうした背景をもとに首長の力が大きくなったからではないかと説明されていました。

次回のミュージアム講座は、「古代の日本海交流―渤海と山陰・出雲」(1/12・土)です。ご期待下さい。

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