附属中学校敷地内で堆積物の調査

本日は、島根大学松江キャンパスの南西側にある附属中学校敷地内で工事があり、遺跡がないかどうか確認する立会調査を実施しました。

幸い、工事による掘削が浅かったため、より下位にある古い堆積物には影響がないようでした。

この地点は、江戸時代頃まで、大橋川とつながった池のほとりであったと推定されています。そこで、今回、この工事の合い間を利用させていただき、島根大学汽水域研究センターの研究員の方が堆積物の採取を行いました。

ジオスライサーという機材を地下に押し込み、また引き抜いて、堆積物を採取します。

今回は、重機のオペレーターの方が器用にジオスライサーを押し込んでくれたおかげで、1回で成功しました。

採取した堆積物は、島根大学汽水域研究センターの研究員の方が中心になって、分析されることになります。

これによって、中世や江戸時代、このあたりがどのような地形であったかが分かります。今後の分析結果が期待されます。

調査に協力していただいた業者や関係者の皆様、ありがとうございました。
ジオスライサーを引き抜いているところ

引き抜かれたジオスライサー。このなかに堆積物が入っています。
年代や堆積環境の分析が行われます。

コメント