2013年10月5日土曜日

第1回島根大学ミュージアム特別講座in広島「出雲神話のロマンとたたら」を開催しました。

本日、第1回島根大学ミュージアム特別講座in広島「出雲神話のロマンとたたら」を開催しました。

いつもやっている市民講座を、島根から飛び出して、広島市の中心部で行う、初めての試みです。来年3月9日に広島で開催される島根大学主催「古代出雲文化フォーラムⅡ」のプレフォーラムでもあります。

本日の講師は、大庭卓也先生(島根大学総合理工学研究科教授)でした。

中国地方では、「たたら製鉄」といわれる、日本で発達した砂鉄を原料にした製鉄法が盛んに行われました。近世になると、「床釣り(とこつり)」という防湿・防温のための複雑な製鉄炉の地下構造や「天秤鞴(ふいご)」という送風装置が開発され、鉄の生産効率が向上しました。

また、たたら製鉄で作られた玉鋼は、日本刀の材料になります。日本刀は、美しく変化に富む刃文をもち、折れず、曲がらず、よく切れるという特性をもっています。これは、炭素量の異なる鉄を複合して鍛えるなどの、複雑な製作工程によって実現されます。

永い年月のなかで経験的に編み出されてきた、こうした日本刀製作の伝統技術は、現代の科学技術からみても根拠があるものです。逆に現代の科学技術にも応用できる部分があるようです。

今回は、初めての広島での講座でしたが、会場に入りきらない方々にご来場いただきました。広島にも、出雲文化に興味関心をもつ方々が多くおられることが分かりました。


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