教養授業「地域博物館へのいざない」で中村唯史先生がご出講

 総合博物館が開講している教養授業「地域博物館へのいざない」では、本日、三瓶自然館の中村唯史先生が「「現地」を展示する~三瓶小豆原埋没林の取り組み~」という内容で講義されました。
 三瓶小豆原埋没林は、約4000年前の三瓶山の噴火で地下に埋もれた、日本最大級の埋没林です。2003年、現地の立木をそのまま保存し見学できるミュージアムが開設されました。
 しかし、これだけ大きな立木をそのままの形で保存し公開することは、様々な困難が伴います。特に、地下水や高湿度による結露がやっかいで、木の腐朽や劣化のリスクが心配されています。現在、こうした問題に対応するために、空調や地下水の管理など、様々な対応策がとられているそうです。
 私たちが4000年前の本物の埋没林を見学できるのも、関係者のこうした様々が尽力があることを知ることができました。現地に行くと大木のスケールに圧倒されます。ぜひ、ご見学をお薦めしたいと思います。

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