教養授業「地域博物館へのいざない」で中村唯史先生がご登壇

 総合博物館が開講している教養授業「地域博物館へのいざない」、本日第4回の講義は、三瓶自然館の中村唯史先生にご出講いただき、「縄文時代の森を現地で展示する~さんべ縄文の森ミュージアムの取り組み~」についてお話いただきました。

 三瓶山の麓にある三瓶小豆原埋没林は、日本を代表する縄文時代の埋没林です。この埋没林はおよそ20年前に発見、地下にそのままの形で保存・整備されました。そして2003年にさんべ縄文の森ミュージアム(三瓶小豆原埋没林公園)」として開館しました。

 講義では、多くの方に見学していただくため、「スタッフによる展示解説の取り組み」「日本遺産の認定」「修学旅行の受け入れ」「イベントの実施」など、様々な工夫を行っていることについて説明がありました。

 地域の資源をきちんと保存し、研究し、情報発信や教育に還元していくことで地域の魅力が一層高まっていくことが改めて実感されました。

 学生たちもとても熱心に聴講していました。講義終了後、自然に拍手もわきあがりました。


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