鳥取県西部地震による噴砂の地層断面


 写真は、現在開催中のアシカル企画展「備えあれば憂いなし!山陰の自然災害」で展示している噴砂の剥ぎ取り標本です。
 2000年10月6日、鳥取・島根県境付近の深さ約10Kmを震源とする鳥取県西部地震が発生しました。中海に浮かぶ大根島北側の埋立地では、液状化現象による噴砂が認められました。
 液状化現象とは、地震の強い揺れによって地盤が液体のようにドロドロになってしまう現象のことです。液状化した際、砂が入った地下水が地上に噴出してくることを噴砂といいます。
 液状化現象が起こると、建物や道路はバランスを崩して、傾いたり沈下したりして大きな被害が起こります。

 展示会場内では、噴砂を発生させる実験コーナーもあります。ぜひ、お試しください。

コメント