教養授業「地域博物館へのいざない」で小泉凡先生がご登壇

  本日の教養授業「地域博物館へのいざない」では、小泉八雲記念館館長の小泉凡先生がご登壇され、「小泉八雲からみる日本と世界」という内容で講義されました。

 小泉八雲記念館では、小泉八雲がもっていたオープン・マインド(多様性を尊重する心)をコンセプトにした展示がなされています。

 また、単に八雲の紹介だけにとどまらず、八雲を現代社会に活かす活動も活発にされています。子ども塾-スパーヘルンさん講座、ゴーストツアー、小泉八雲朗読のしらべ、松江怪喜宴、アテネ・ニューオリンズ・ニューヨーク・アイルランドでの展示会など、様々なイベントを実施されているようです。

 現在は、イタリア・ミラノで"FANTASMI & SPILITI DEL GIAPPONE"(日本の幽霊と精霊たち」(TENOHA MILANO 主催)という展示会にも協力されています。この展示会は、フランス人画家が八雲の怪談の世界を表現したもので、すでに3万人以上が来場しているそうです。

 こうした活動のように、未評価の地域文化を発掘して磨き、新しい意味づけでプロデュースすることが、関係人口・交流人口を育むことを解説され、講義のまとめとなりました。


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