本日の教養授業「地域博物館へのいざない」では、フィールドワークとして松江城下町歩きを行いました。島根大学松江キャンパスから石橋町・奥谷町にある社寺や島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高等学校外国人宿舎)を見学しました。
町歩きでは、歴史が息づく古い町並みの風情を感じ取る、狭い路地が迷路状に入り組んだ城下町の魅力を探る、城下町に残る文化財・歴史的景観の保護について考える、といったことを学習のねらいとしています。
国宝・松江城をいただく松江城下町ですが、近年では古い町屋が次々と解体され、お城の周りに高層建築物が乱立するなど、結構悲しい状況です・・・
ところで、NHKの朝ドラ「ばけばけ」では、上京したトキ(小泉セツがモデル)が、西洋的な近代合理主義を礼賛する帝大生の言葉に疑問を感じているかのようなシーンがありました。古くからの町並みや暮らし・気質が残る明治の松江を愛した小泉八雲やセツが、現代の松江を見たらどう思うでしょう・・・
本日の町歩きが、歴史的な景観の魅力や保存と活用について、少しでも自分なりに考えることにつながったとしたら幸いです。




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