第2回「国登録文化財・島大旧奥谷宿舎(旧制淞高外国人宿舎)の 保存活用を考えるワークショップ(参加型学習会)」を開催。

■ 趣旨
島根大学では、現在、松江市奥谷町・島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高校外国人宿舎)の保存修復・活用を検討しています。
そのためには、地域市民・大学職員らで宿舎の諸情報,記憶,活用策を共有する必要があると考え、ワークショップ(参加型学習会)を開催しました。
第2回は、戦前,この建物に長らく住まわれた旧制松江高校・フリッツ・カルシュ先生の長女メヒテルトさん(米国在住)への聞き取り調査成果を報告しました。

■ 場所 島根大学(松江キャンパス)教養講義室棟1号館302号室

■ 日時 平成19年9月26日(水) 午後1:00~4:00

■ プログラムと内容

1.「第2回ワークショップ開催にあたって」
高安克己(島根大学副学長・ミュージアム館長) 午後1:00~1:10

2.基調講演
・「メヒテルトさんの語る外国人宿舎と松江の日々」
若松秀俊(東京医科歯科大学教授) 午後1:10~2:40

休息 午後2:40~2:50

3.調査報告
・「メヒテルトさんのインタビュービデオ上映」 解説・高安克己 午後2:50~3:10
・「カルシュ博士のころの外国人宿舎」 相良英輔(島根大学教授 午後3:10~3:40

4.質疑応答・意見交換 午後3:40~4:00
・小泉八雲とカルシュ博士との関係について教えてほしい。
・宿舎の屋根瓦は出雲瓦だったのか?屋根が急勾配だが,瓦が落ちなかったのか?
・宿舎の壁の色など,正確に戦前の状況に復元してほしい。当時の写真に着色して,メヒテルトさんに確認してもらえばどうか。
約140名の市民,教職員,学生のみなさんが集まりました。
情熱的に講演される若松先生。これまで,孤軍奮闘でカルシュ先生の調査をなさってきました。
メヒテルトさんのインタビュービデオを上映しました。日本人と変わらない日本語で,当時の松江での思い出を語っていただきました。

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