第16回ミュージアム市民講座「中海・宍道湖の底質環境と地球環境・地球資源」を開催

 本日の第16回ミュージアム市民講座は、総合理工学部の三瓶良和先生に、「中海・宍道湖の底質環境と地球環境・地球資源」というテーマでお話いただきました。
 先生らが行われてきた永年の調査によって、近年、中海ではヘドロが増えているということが分かってきています。一方、宍道湖は斐伊川の影響で、ヘドロは少ないそうですが、水質自体は悪くなっているそうです。
 これから100年後、温暖化が続いたと仮定すれば、松江では、真夏日が3倍、気温が2度上昇、雨が10%増加し、ヘドロも増加していくそうです。
 水質浄化のために様々な対策方法が考えられますが、ヘドロの浚渫など、小手先だけのものでは、お金がかかるだけで本質的な解決にならないようです。
 まずは、ヘドロの原因になる窒素やリンなど生活排水を流さないことが、大切なのではと思います。

コメント