石見の鏝絵

 連休中、大田市や邑智郡美郷町に残る石見の鏝絵の調査に行ってきました。
 石見の鏝絵は、明治・大正時代に石州左官が残した漆喰のアートとして、全国的に高い評価を得ています。
 石見の鏝絵については、「鏝なみ・はいけん」というHPで詳しく知ることができます。荒俣宏氏の『アラマタ美術誌』にも取り上げられていました。
 美郷町の山奥にあった鏝絵「鯉の滝登り」は、山道のなか、草木をかき分けて進み、やっと辿り着いた空き家に残っていました。苦労しましたが、感動も大きかったです。
 こうした文化資源を掘り起こし、活用することも地域に根差した博物館の大切な役割だと思います。
 いずれ、島根大学ミュージアムの事業で見学ツアーが企画できればと思います。
西往寺本殿(大田市仁摩町)の双龍(安田鹿市・児島嘉六作、1885) 
西往寺本殿の安珍清姫(安田伊三郎作、1903)
山根家離れ(邑智郡美郷町)の鯉の滝登り(萩原春市作、1931) 
【参考HP】
・鏝なみ・はいけん≫http://www.kotenami.jp/
・鏝絵ぎゃらりー(しまね観光ナビ)≫http://www.kankou-shimane.com/vr/kote/index.html

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