出雲キャンパスで発掘調査

今週は、島根大学出雲キャンパスで発掘調査を行っています。

今回は、キャンパスの東側に防火水槽を埋設する工事に伴って、地下に埋蔵文化財が無いかを確認する調査です。

その結果、砂礫層の中から、川に流されて埋まったとみられる大量の弥生土器が出土しました!
これまでも一部で破片が出土していたのですが、これ程多量に見つかるのは初めてです。

見つかった弥生土器は、弥生中期後葉から後期中葉頃のものです。およそ紀元前1世紀後半から紀元2世紀前半頃になります。荒神谷遺跡に銅鐸が埋められた頃とも重なります。

この時期、出雲キャンパス内や隣接地に大規模な集落があった可能性が高まりました。
弥生土器の破片です。


洪水によって運ばれてきたようです。
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