松江キャンパスの一角で発掘調査中(その2)

 本日は、昨日までの冷たい秋雨からうって変わって、暖かい小春日和になりました。
 発掘調査のほうは、縄文海進の頃の古宍道湾(今の宍道湖)の水辺にたまった泥を掘り下げています。およそ7000~5500年くらい前になります。
 時々、縄文人が漁撈で使った網のオモリや土器片などが見つかります。また、分解されずに残った落ち葉なども出土します。出土した落ち葉は、空気に触れるとみるみるうちに黒くなっていきます。7000年分の時間をいっきに取り戻すかのようです。
 冬の足音が聞こえるこの頃。7000年前の縄文人も水辺に散っていく落ち葉を見ながら、魚を取ったり、ドングリを集めたりして冬支度にいそしんでいたことでしょう。
縄文土器


石のオモリ

分解されずに残った落葉
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