【島根大学の貴重標本類29】旧制松江高等学校で使用されていたドイツ製光学顕微鏡をご寄贈いただきました。

 本日、本学名誉教授の西上一義先生から、かつて旧制松江高等学校(島根大学前身校)で使用されていたドイツ製光学顕微鏡をご寄贈いただきました。
 この顕微鏡は、 旧制松江高等学校の動物学・植物学実習で使用された約40台のうち、現在まで保存されてきた貴重な1台です。
 1949年からは、島根大学文理学部・生物学専攻の学生も使用しました。
 本日は、恐縮なことに、西上一義先生と本学名誉教授の石野眞先生が、わざわざご来館され、この貴重な資料をお持ちいただきました。また、顕微鏡の操作方法などもご教示いただきました。誠にありがとうございました。

ドイツ エルンスト・ライツ (Ernst Leitz)社製 1920年代
収納木箱、対物レンズ、接眼レンズなどもセットで保存されています。

”ERNST LEITZ WETZLAR”の刻印
ライカ社の前身であるエルンスト・ライツ (Ernst Leitz) 社は、ドイツのウェツラー (Wetzlar) にありました。

旧制松江高等学校の生物学実習風景
(動物学・柳井教授と植物学・田辺教授と生徒、昭和初年)
写真の中で学生が使用している顕微鏡の一つが今回ご寄贈いただいたものと思われます。
この顕微鏡は、本館展示室で常設展示しています。ぜひ、ご見学ください。 

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