ネパールの湖で見つかった津波の痕跡

 写真は、現在開催中のアシカル企画展「備えあれば憂いなし!山陰の自然災害」で展示している、24,000年前にネパールの湖で起こった津波を示す地層です。
 斜めに傾く線のような模様は、斜交葉理と呼ばれています。斜交葉理は、湖の沖から陸に向かう水の流れがあったことを示しています。また、この直下には、湖の湖底で発生した地すべりの痕跡が見つかりました。
 これらのことから、この砂の地層は、湖底地すべりに伴って起きた津波の痕跡であると考えられています。

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