教養授業「地域博物館へのいざない」で中村唯史先生がご登壇

  総合博物館が開講している教養授業「地域博物館へのいざない」、本日第3回の講義は、県立三瓶自然館の中村唯史先生にご出講いただき、「縄文時代の森を現地で展示する~さんべ縄文の森ミュージアムの取り組み~」についてお話いただきました。

 三瓶山の麓にある約4000年前にできた三瓶小豆原埋没林は、日本を代表する見ごたえのある巨大な埋没林です。この埋没林はおよそ20年前に発見、地下にそのままの形で保存・整備されました。そして2003年にさんべ縄文の森ミュージアム(三瓶小豆原埋没林公園)」として開館しました。

 集客のための取組みとして、全国に向けて情報を発信するため、国内に3ヶ所ある埋没林関連施設との共同企画、大田市の観光関連部門や観光事業者らとの連携、2020年に認定された日本遺産制度の活用、オンラインでも視聴できる月に1度の「月イチガク」講座など、できることを色々と活発にやっておられるようです。

 この授業を通して、島根大学の学生には、島根には世界に発信できる価値をもった様々な地域資源があることを学んでもらいたいと思います。



教室の外は秋の深まりが感じられるキャンパス風景でした。三瓶に行きたくなりました。

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