材料エネルギー学部校舎建設予定地に打ち込んであった松杭が、たくさん抜かれて置いてありました。結構な長さがあります。
この松杭は、1960(昭和35)年頃に建てられた旧文理学部校舎(現 総合理工学部2号館)の建物基礎杭です。
旧 文理学部校舎(昭和35年頃?) |
松杭は、100年以上前に竣工した東京駅でも無数に使用されるなど、脆弱地盤の場所に建物を建造する際に用いられるものです。
工事場所の事前の発掘調査でも出てきましたが、腐植がまったくなく、頑丈な状態で打ち込まれていました。(記録もとりました。)構内の発掘調査をしていると、鉄筋コンクリートの基礎杭が出てくることがありますが、昭和30年代のものは松杭が用いられているようです。木製といっても、本当に丈夫であなどれません。
写真の左上が打ち込まれた松杭 |
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