教養授業「地域博物館へのいざない」で角田徳幸先生が登壇


本日の教養授業「地域博物館へのいざない」では、「たたら製鉄」研究の第一人者である角田徳幸先生が登壇され、わが国の伝統的な製鉄法である「たたら製鉄」について講義されました。

島根県の中国山地は良質の砂鉄が産出することから、「たたら製鉄」が盛んに行われてきました。現在も日本刀の材料となる玉鋼を供給するために、「たたら製鉄」が継承され、操業されています。かつては、鋼の生産だけでなく、鋳物の材料となる鋳鉄も「たたら製鉄」によって大量に生産されていました。講義では、こうした歴史と技術について体系的にお話いただきました。

島根大学には、材料エネルギー学部次世代たたら協創センターなど、金属開発に関わる学部・研究所があります。これは、金属生産が盛んに行われてきた島根の地の歴史・伝統をバックボーンとして発足したものです。学生たちにはこうした島根の伝統について学んでもらう良い機会になったかと思います。

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