本日午前中、夏休み・子どもミュージアム体験教室「親子植物標本作製教室―あなたも牧野富太郎博士をめざそう!」を開催しました。
今回は、本学学術研究院農生命科学系の須貝杏子先生に講師を務めていただき、親子で植物標本の作製に取り組みました。
はじめに、総合博物館アシカルで開催中の企画展「黎明期の植物標本 島根大学に遺されてきた長野菊次郎コレクション」を見学し、標本には情報を記載したラベルが必要なこと、きちんと管理すれば100年以上も保存できることなどの説明を受けました。
次に島根大学生物資源科学部の研究室に移動し、植物標本の作製に取り組みました。
まず、植物の種名や採集者・年月日などをラベルに記載します。次に、植物を適当な大きさに切って、形を整え、新聞紙に挟みます。この時、葉と葉が重なってしまうと見えなくなるので、ずらせてレイアウトします。また、葉の表と裏が見えるようにすると、標本になった後、葉の両面の特徴を観察することができます。
その後、植物を挟んだ新聞紙をダンボール紙で挟んで重ね、ベルトで縛って束にしました。これから1週間程度、乾燥させることになります。
乾燥させた標本は後日、取りに来てもらい、自分たちでラベルと一緒に台紙に貼ってもらうと完成です。
本日は、講師の須貝先生やアシスタントの学生から、分かりやすく丁寧に指導していただきました。子供たちも楽しく学ぶことができたと思います。今日、作製した植物標本を何年か後に見返して、島根大学で体験した夏休みの1日を思い出してもらえると嬉しいです。
コメント
コメントを投稿