第122回アシカル講座「日本遺産・日が沈む聖地出雲」を開催しました。

 本日、第122回アシカル講座「日本遺産・日が沈む聖地 出雲」を開催しました。この講座は、令和3年度島根大学総合博物館アシカル講座第1ステージ「ぶらり探訪・島根半島」の最終回になります。今回は、三原一将先生(出雲市文化財課課長補佐)から、平成29年に日本遺産に認定された日が沈む聖地 出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~」について解説していただきました。
 まず、日本遺産とはどういうものかについての概説がありました。日本遺産(Japanese Heritage)とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本各地の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。令和3年現在、全国で104件が認定されています。
 つづいて、日本遺産「日が沈む聖地 出雲」のストーリーについて以下の解説がありました。
 
 島根半島西端の海岸線は、出雲神話の舞台となった「稲佐の浜」と「日御碕(ひのみさき)」の名で親しまれ、そこから見る夕日は絶景です。しかしこの海岸線に、夕日にちなんだお社である「天日隅宮(あめのひすみのみや)」(出雲大社)と「日沉宮(ひしずみのみや)」(日御碕神社)が祀られていることはあまり知られていません。古来、大和の北西にある出雲は、日が沈む聖地として認識されていました。とりわけ、出雲の人々は夕日を神聖視して、畏敬の念を抱いていたと考えられます。海に沈むこの地の美しい夕日は、日が沈む聖地出雲の祈りの歴史を語り継いでいます。

 日本遺産「日が沈む聖地 出雲」では、以上のようなストーリーのうえに、計23件の文化財が構成要素として位置付けられています。「夕日」という新しい視点で巡ることができ、島根半島の魅力が一層高まりました。ぜひ現地に足を運んで、聖地出雲の夕日を眺めていただきたいと思います。
 今回で、第1ステージ「ぶらり探訪・島根半島」は終了となりました。11月から、新しいテーマで第2ステージを企画中です。引き続きよろしくお願い致します。

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