2014年5月31日土曜日

第68回ミュージアム講座「夏・殷の青銅器文化と社会」を開催しました。

本日午後、第68回ミュージアム講座「夏・殷の青銅器文化と社会」を開催しました。

この講座は、わが国の重要な隣国である中国の歴史・文化を理解する「日本の隣国・中国の歴史・文化を学ぶ」シリーズの第1弾です。

今回は、当館の会下和宏副館長による、伝説の王朝・夏王朝や実在が確認されている殷王朝の時代の青銅器文化や社会についてのお話でした。

1980年代頃まで、史記に記載された夏王朝は、実在が不確かでしたが、現在では、紀元前2000年から1500年くらいまで続いた河南省の二里頭遺跡がその中心地だったと考えられています。二里頭遺跡からは、宮殿址や青銅器が副葬された墓が発掘されています。

副葬された青銅器の多くは、という三本足の酒を注ぐための器でした。これらは、宮廷での儀礼に用いられたと考えられています。また、墓の大きさや副葬品の内容などから、この時代にはすでに身分差があったようです。さらに人骨がバラバラになった墓も見つかっており、奴隷が葬られたものといわれています。

夏に続く殷王朝(紀元前1500年頃~1000年頃)は、前半期は河南省の二里岡遺跡、後半期は殷墟遺跡などに存在していたと考えられています。

この時代の墓は、より大型化し、副葬される青銅器群は種類が増加し、紋様が精緻化します。また、殉葬の事例もよく見られるようになります。殷墟遺跡で見つかった西北岡大墓からは、200体以上の殉葬とみられる人骨が見つかっています。それだけ王権の力が強まったわけです。

この地で生まれたこうした青銅器文化や都市は、この後、東アジア周辺の諸地域に、大きな影響を及ぼしていくことになります。

次回(6/8)は、唐代のお話、楊貴妃安禄山-長安から北京へ-」です。ご期待下さい。

2014年5月29日木曜日

博物館実習で学生が展示学習ワークシート制作

博物館実習(学内実習)で、学生たちに展示学習ワークシートを制作してもらいました。

ワークシートとは、見学者が博物館の展示を見る際に、問いかけなどによって資料に対し注意を喚起させ、能動的に観察や発見、思考や理解をうながすための印刷物です。

今回は、島根大学ミュージアムの展示をみながら、質問に答える小学6年生レベルのワークシートを作成してもらいました。

イラストや写真を多用した、様々なユニークなワークシートが出来上がったと思います。今回学生が作ったワークシートは、小学生の団体見学の際に、実際に取り組んでもらうことにしています。

島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)の花

島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)の庭園では、今、こんな花が咲いています。

レオナルドダビンチ

レオナルドダビンチ





カーネイション


ポールネイロン

グレーテンドルスト

ウィズレー

2014年5月24日土曜日

島根大学公開講座・第10回島根まるごとミュージアム体験ツアー「安来市・奥出雲町のミュージアムをめぐる」を開催しました。

 本日は、島根大学公開講座・第10回島根まるごとミュージアム体験ツアー「安来市・奥出雲町のミュージアムをめぐる」を開催しました。

 この企画は、島根県内の様々なミュージアムや史跡などを巡り、地域の歴史・文化・自然について理解を深める日帰りバスツアーです。毎回人気の企画で、今回も定員一杯の40名の参加がありました。

 今回のコースは、安来市と奥出雲町方面のミュージアムである、
安来市立歴史資料館
加納美術館
金屋子神社金屋子神話民俗館
奥出雲多根自然博物館
をまわりました。

 各ミュージアムでは、館長や学芸員の先生方に大変丁寧に解説をしていただきました。専門の方に展示解説していただくと、より理解が深まります。
 今回のツアーでは、訪問した先々で解説やおもてなしを受け、大変ありがたかったです。
 
 お世話になった方々、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

月山富田城などの展示がある安来市立歴史資料館

国内有数の素晴らしい備前焼コレクションを有する加納美術館
お抹茶もいただけます。

たたらの神、金屋子神の総本山。金屋子神社

神話のミュージアム、金屋子神話民俗館

貴重な化石などが展示されている奥出雲多根自然博物館

2014年5月22日木曜日

第68回島根大学ミュージアム講座「夏・殷の青銅器文化と社会」【5/31】

主催 島根大学ミュージアム  共催 まつえ市民大学

対象 市民一般、高校生

日時 平成26年5月31日(土) 午後1:00~2:30

会場 松江スティックビル・松江市市民活動センター 501・502研修室

講師 会下和宏(島根大学ミュージアム准教授・副館長)

その他・連続の聴講が望ましいですが、1~数回のみのご参加も可能です。
・申込み不要
・講習料 無料
・受講者は、スティックビル駐車場料金が1日¥200に割引になります。

2014年5月19日月曜日

2014年5月15日木曜日

島根大学法文学部山陰研究センター10周年記念行事「山陰のひと・まち・なりわい」(2014/5/15~2014/6/13)が始まりました。

ミュージアムも共催している島根大学法文学部山陰研究センター10周年記念行事「山陰のひと・まち・なりわい」(2014/5/15~2014/6/13)の展示が始まりました。

ミュージアム本館展示室では、法文学部考古学研究室が発掘調査した廻原1号墳の成果が展示されています。

展示は、法文学部考古学研究室の制作です。

多くのご来館をお待ちしています。

日時:2014年5月15日(木)~6月13日(金)の平日 9:00~16:30
    (6月7日(土)は特別開館)
場所:島根大学ミュージアム本館展示室(考古学研究室が調査した廻原1号墳の調査成果)
    会場≫
 
    (別の展示は、附属図書館でも開催されています。)

入口入って左側です。

2014年5月13日火曜日

島根大学法文学部山陰研究センター10周年記念行事「山陰のひと・まち・なりわい」(2014/5/15~2014/6/13)の展示準備

ミュージアムも少し協力する島根大学法文学部山陰研究センター10周年記念行事「山陰のひと・まち・なりわい」(2014/5/15~2014/6/13)の展示準備を法文学部考古学研究室の学生がおこなってくれました。

学生が自主的に考えながら、自分たちが発掘した土器など並べていました。

展示は、15日(木)からになります。

2014年5月2日金曜日

島根大学松江キャンパスにアナグマが出没


島根大学松江キャンパス内で、最近、「アナグマ」が徘徊しているそうです。
 
「アナグマ」は顎が強いため、むやみに手を出すと噛まれて大けがをすることもあります。
 
見かけても近づかないよう、ご注意ねがいます。
 

大学では、今後、島根県鳥獣保護員により動物捕獲器の設置等を行い人的被害の防止を実施してゆくそうです。
 
http://museum-database.shimane-u.ac.jp/specimen/detail/42620121203100354
島根大学ミュージアムにあるアナグマの剥製標本