2013年12月28日土曜日

本年もありがとうございました。

今年最後のサテライトミュージアム(島根大学旧奥谷宿舎)営業日が終了しました。

本日は積雪にも関わらず、多くの皆様が、企画展示「明治時代の植物標本~発見された旧制松江高等学校(島根大学前身校)の遺産~」の見学にご来館いただきました。

今年も例年同様、学内外の多くの先生方や関係者の皆様に支えられながら、活動させていただいた1年でした。

来年も地域に根差した島根大学を実現するべく、大学ミュージアム活動に取り組んでいく所存です。皆様方のご理解とご指導を何卒よろしくお願い申し上げます。

新年は、サテライトミュージアムが1月4日(土)から、ミュージアム本館が1月6日(月)から開館いたします。

それでは良いお年をお迎え下さいませ。
雪の島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)
 


島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)近くにある「きがる」の鴨南蛮。年越し蕎麦です。

 

2013年12月27日金曜日

仕事納め

外は今日も雨。やがて雪になりそうです。
本日は仕事納めの日でした。
ミュージアム本館展示室は、今年最後の開館日でした。

なお、サテライトミュージアムの島根大学旧奥谷宿舎のほうは、明日まで開館しております。サテライトでは、ただいま、企画展示「明治時代の植物標本~発見された旧制松江高等学校(島根大学前身校)の遺産~」、好評開催中です!

2013年12月26日木曜日

アウストラロピテクスのレプリカを借用

本日、島根大学名誉教授のS先生から、アウストラロピテクス・アフリカヌスの子供(タウング・ベイビー)のレプリカを借用しました。S先生からは、初期人類オロリンや新発見の大型類人猿ナカリピテクス・ナカヤマイの化石レプリカなど、貴重な資料もお借りしています。

これらは、ミュージアム本館展示室で展示中です。

このほか、総合理工学部からお借りしている、松江で発掘されたヒゲクジラの顎やアユの化石も好評展示中です。

タウング・ベイビー(左)
 
オロリン
 
松江にもいたヒゲクジラ

世界最古のアユ化石

2013年12月24日火曜日

年末年始の開館・休館スケジュールのお知らせ

2013年、平成25年も残りあとわずかになりました。
年末年始の開館・休館スケジュールは以下の通りになります。どうぞよろしくお願い致します。

島根大学ミュージアム本館 地図
年末:2013年12月27日(金) 16:30 まで開館
・2013年12月28日(土)~2014年1月5日(日) 休館
年始:2014年1月6日(月) 9:00        から開館


島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム) 地図
企画展示「明治時代の植物標本~発見された旧制松江高等学校(島根大学前身校)の遺産~」、好評開催中!
年末:2013年12月28日(土) 17:00 まで開館
・2013年12月29日(日)~2014年1月3日(金) 休館
年始:2014年1月4日(土) 10:00       から開館

*年末、島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)で展示見学されたあとは、年越しに「きがる蕎麦」はいかがでしょうか。
*正月、島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)で展示見学されたあとは、田原神社(春日神社)へ初詣へ!

島根大学ミュージアム本館のスケジュール

 
島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)のスケジュール 

2013年12月23日月曜日

企画展示「明治時代の植物標本~発見された旧制松江高等学校(島根大学前身校)の遺産~」開催中!

現在、島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)では、企画展示「明治時代の植物標本~発見された旧制松江高等学校(島根大学前身校)の遺産~」を開催中です。

島根大学生物資源科学部生物科学科で発見された、明治時代の国内最古級の植物標本や、これらを収集・制作した博物学者の長野菊次郎(1868〜1919年)の解説パネルなどを展示しています。

植物標本は、仕事が丁寧で、台紙の上に綺麗にレイアウトされ、センスの良さが感じられます。花の色もよく残っています。自然科学の標本ですが、美術作品の鑑賞の対象にもなりそうな資料です。


◆主催 島根大学ミュージアム島根大学生物資源科学部生物科学科

◆日時 平成25年12月14日(土)~平成26年1月26日(日)の土日祝日 10:00~17:00
      *土日祝日のみ開館(平日と年末年始〔12/29~1/3〕はお休み)

◆会場 サテライトミュージアム島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高等学校外国人宿舎)
      〔松江市奥谷町140 ・ 駐車場2台分あり〕

◆お問合せ先 平   日:島根大学ミュージアム(TEL0852-32-6496)
          土日祝日:島根大学旧奥谷宿舎(TEL0852-33-7032)





2013年12月21日土曜日

第64回ミュージアム講座「先史墓制からみた韓半島と出雲」を開催しました。

本日午後は、今年最後のミュージアム講座、第64回島根大学ミュージアム市民講座「先史墓制からみた韓半島と出雲」を開催しました。

本日の講師は、平郡達哉先生(島根大学法文学部准教授・島根大学ミュージアム兼任研究員)でした。先生は、永年韓国で研究教育をされてきた朝鮮考古学の専門家です。

まず最初に、韓半島の自然地理や時代区分についてのお話がありました。つづいて、新石器時代青銅器時代の墓の状況について、多くのスライドをもとに解説されました。

韓半島では、青銅器時代になると、「支石墓」という、石の上にさらに大きな石を乗せた墓が盛んに作られるようになります。こうした墓は、世界各地に分布しますが、韓半島では西海岸を中心に約4万基も作られます。なかには、世界遺産に登録されている支石墓もあるそうです。

出雲地域には、古浦砂丘遺跡堀部第1遺跡など、石を用いた弥生時代の墓が知られています。こうした墓の類例は、九州北部にも見ることができ、さらにはその源流を韓半島の石を用いた墓に求める仮説もあります。最後に今後の課題として、出雲地域にみられる墓をはじめとした弥生文化について、韓半島との直接的、間接的な系譜関係という視点から追究していく必要性を示されました。

隣国である韓国の歴史や文化は、日本人として知っておかなければならない知識です。今後ともこうした意義のあるテーマで講座を企画していきたいと思っています。

博物館実習の事後指導が終了

本日は、法文学部学生向けに博物館実習の総括である事後指導を行いました。
各自で実習の反省をレポートにまとめてもらいました。

これで一応、今年度の法文学部向けの実習は終了しました。

実習を通して、学芸員の仕事を理解し、社会人になることへの自覚ももってもらえたなら幸いです。受け入れていただいた実習先の博物館の方々には、本当にお世話になりました。お礼申しあげます。

2013年12月16日月曜日

第64回ミュージアム講座「先史墓制からみた韓半島と出雲」【12/21】

 好評の古代出雲講座シリーズ、島根大学公開講座「考古学・歴史学からみた先史・古代の出雲 IV」(平成25年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ)の第4弾です。
 今回は、出雲と韓半島の先史時代のお墓を比較しながら、それぞれの特徴について考えていきます。

主催:島根大学ミュージアム

共催:
島根大学法文学部山陰研究センター「『出雲国』成立過程における地域圏の形成と展開にかんする総合的研究」プロジェクト
島根大学戦略的研究「『古代出雲』における王墓の出現と展開に関する総合的研究」プロジェクト

会場:松江スティックビル(松江市白潟本町43番地) 市民活動センター (201・202研修室)

期日:平成25年12月21日(土) 午後1:00~2:30

講師:平郡達哉(島根大学法文学部准教授・島根大学ミュージアム兼任研究員)

参加申込み先:
島根大学生涯教育推進センターのHPからお申込み下さい。
http://www.ercll.shimane-u.ac.jp/course/open_lecture/25_1/001036.html

*当日参加も可能です。

その他:
・参加費無料
・受講者は、スティックビル駐車場料金が¥200(1日分)に割引されます。

2013年12月14日土曜日

第63回ミュージアム講座「古代製鉄の系譜-日韓製鉄史の比較から-」を開催しました。

本日午後は、第63回ミュージアム講座「古代製鉄の系譜-日韓製鉄史の比較から-」(島根大学公開講座「考古学・歴史学からみた先史・古代の出雲 Ⅳ」)を開催しました。今回の講師は、製鉄研究の第一人者、角田徳幸先生(島根県教育委員会・島根大学法文学部山陰研究センター客員研究員)でした。

内容は、日本と韓国の製鉄遺跡を比較して、その系譜について考えるというものでした。

鉄鉱石や砂鉄を炉で溶かして、酸素や不純物を取り除き、鉄を取り出すのが製鉄という作業です。韓国では、1990年代から古代の製鉄遺跡の発掘調査が本格化しました。その結果、石帳里遺跡(紀元3世紀末頃)や沙村遺跡などで、古代の円形の炉跡や炉に空気を送る送風管が見つかっています。また、古代の韓国では、朝鮮半島で豊富に産出する鉄鉱石を砕いたものを原料にして製鉄を行っていたようです。

一方、日本では古墳時代に、製鉄技術が朝鮮半島から吉備などへ伝わりました。当初は鉄鉱石が原料にされていましたが、中国山地で豊富に産出する砂鉄へと転換し、わが国独自の製鉄技術が発展していきます。すなわち、緻密な砂鉄を溶かすために、箱形の炉の壁面に、たくさんの送風管を取り付け、豊富に空気を送って炉内を高温にするという工夫がなされていくわけです。出雲や石見で花開くたたら製鉄は、その完成段階になります。

このように同じ製鉄でも、原料や地域によって異なる発展の道筋があることが分かりました。

次回は、先史時代のお墓をテーマに日韓の比較を行います。ご期待ください。
◆「先史墓制からみた韓半島と出雲」 
講師:平郡達哉(島根大学法文学部准教授・島根大学ミュージアム兼任研究員)
12月21日(土) 13:00~14:30
松江スティックビル(松江市白潟本町43番地) 201・202研修室

2013年12月12日木曜日

【本日の団体客】出雲農林高校の生徒さん

本日は、寒いなか、出雲農林高校の生徒さん16名と引率の先生2名の皆様がミュージアムに来館されました。
今年もたくさんの高校生に見学いただきました。ありがとうございました。将来は、ぜひ島根大学にはいって、勉強してください!

2013年12月7日土曜日

第4回島根大学ミュージアム特別講座in広島「弥生時代の四隅突出型墳丘墓」を開催しました。

本日は、広島市まちづくり市民交流プラザにて、第4回島根大学ミュージアム特別講座in広島「弥生時代の四隅突出型墳丘墓」を開催しました。

今回は、会下和宏准教授(島根大学ミュージアム副館長)が講師を務め、弥生中期後葉から終末期にかけて、広島県江の川中上流域や山陰で展開した四隅突出型墳丘墓についてのお話がありました。

四隅突出型墳丘墓は、方形の墳丘四隅に突出部が付いた特異な形態の墓です。しかし、突出部の意味するところはよく分かっていません。弥生中期後葉頃に中国山地の江の川中上流域、広島県三次市周辺で多くみられるようになります。また、近年では出雲平野でも1基、中期のものが見つかっております。

後期になると、山陰地域の日本海沿岸部でも多数造られるようになり、最大級のものは島根県出雲市西谷3号墓のように長辺が40m以上にもなる事例がみられます。

この時期には、地域の集団に階層差が生まれ、そのなかでも最高位の人物が大型の四隅突出型墳丘墓に葬られたとみられます。こうした人物は、遠隔地との間で鉄器などの日本海交易をおこない、大陸からは先進的な文物・情報も得ていたと考えられています。

次回は、「考古学からみた出雲国風土記」(平成26年1月11日(土)13:30~14:45)です。ひきつづき、よろしくお願い致します。

2013年12月6日金曜日

教養授業「島大ミュージアム学」で三瓶山の自然とその活用について講義

本日の教養授業「島大ミュージアム学」では、三瓶自然館学芸員の中村唯史先生に、三瓶山の自然と三瓶自然館サヒメルによるその活用について講義していただきました。

三瓶山は島根県中央部にある活火山で、国立公園にも指定されています。この三瓶山山麓にある三瓶自然館サヒメルは、単なる自然史系の博物館ではなく、三瓶山や周辺ツーリズムの拠点的な役割も果たしており、年間10万人以上の来館者があるそうです。

周辺には、世界遺産石見銀山や鳴き砂海岸、江の川、温泉など多くの観光スポットがあります。これらともネットワークを結び、県中央部の観光に大きな役割を果たしておられます。ミュージアムによる島根の活性化の模範事例だと思います。

中村先生は島根大学のご出身でもあります。受講している在校生には、大学で学んだ専門的な知識やスキルを活かして、地域のために頑張っている先輩の姿を知ってもらい、自身の進路のモデルにしてほしいというねらいもありました。

第63回ミュージアム講座「古代製鉄の系譜-日韓製鉄史の比較から-」【12/14】

 好評の古代出雲講座シリーズ、島根大学公開講座「考古学・歴史学からみた先史・古代の出雲 IV」(平成25年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ)の第3弾です。
 今回は、日本と韓国の製鉄遺跡を比較しながら、わが国の古代製鉄の系譜について考えていきます。

主催:島根大学ミュージアム

共催:
島根大学法文学部山陰研究センター「『出雲国』成立過程における地域圏の形成と展開にかんする総合的研究」プロジェクト
島根大学戦略的研究「『古代出雲』における王墓の出現と展開に関する総合的研究」プロジェクト

会場:松江スティックビル(松江市白潟本町43番地) 市民活動センター (201・202研修室)

期日:平成25年12月14日(土) 午後1:00~2:30

講師:角田徳幸(島根県教育委員会・島根大学法文学部山陰研究センター客員研究員)

参加申込み先:
島根大学生涯教育推進センターのHPからお申込み下さい。
 
*当日参加も可能です。
 
その他:
・参加費無料
・受講者は、スティックビル駐車場料金が¥200(1日分)に割引されます。

2013年12月1日日曜日

島根大学くにびきジオパークプロジェクトセンター主催「中海・宍道湖湖上歴史遊覧」に参加しました。

島根大学くにびきジオパークプロジェクトセンター主催で、島根大学ミュージアムも共催している「中海・宍道湖湖上歴史遊覧」に参加しました。

ミュージアム教員も、遺跡の解説を行いました。コースは以下の通りでした。

 ①権現山石器時代探訪
縄文時代前期~後期に人々が生活した権現山洞窟の見学。

②大根島溶岩洞窟
 約20万年前の玄武岩火山にできた溶岩洞窟と洞窟内に適応した固有の生物の観察。

③中海を中心とした江戸時代の交通・船運
 松江藩の水運政策についての講話。

④サルガ鼻石器時代探訪
 縄文時代のサルガ鼻洞窟住居跡を船上から見学。

⑤中海宍道湖の形成史と湖水
 宍道湖・中海の形成史と汽水湖の特徴を実地体験。
 
⑥大橋川を巡る人々の生活と洪水,河川改修の歴史
 宍道湖低地帯の洪水の歴史とその対策のために行われた事業,現在の大橋川の自然景観。

⑦中海宍道湖・汽水生物の特徴
 宍道湖・中海に特徴的な生物(主に魚類)の解説。

1日のツアーを終えて、中海、宍道湖、大橋川に様々な見どころがあることが改めて認識できました。色々な専門分野の先生方のお話も聞けたので、視野が広がり、良かったです。

縄文時代の権現山洞窟遺跡

大根島の溶岩トンネル。解説を聞きながら見学すると興味も倍増します。


船のなかで、講義を聞いたり、水質実験を見学したりしました。

2013年11月30日土曜日

第3回島根大学ミュージアム特別講座in広島「弥生時代の出雲青銅器文化」を開催

本日、広島市まちづくり市民交流プラザにて、第3回島根大学ミュージアム特別講座in広島「弥生時代の出雲青銅器文化」を開催しました。

本日の講師は、あの出雲市荒神谷遺跡発見の立役者、松本岩雄先生(島根県教育庁文化財専門官)でした。

「神々の国」といわれる出雲は、『古事記』『日本書紀』などの神話に多く登場しますが、1980年代までは、背景となる考古資料がそれ程多くありませんでした。ところが、1984・85年に出雲市荒神谷遺跡から銅剣358本・銅矛16本・銅鐸6個が出土。1996年には雲南市加茂岩倉遺跡で史上最多となる39個の銅鐸が出土し、弥生時代出雲の重要性が明らかになりました。

講義では、これらの出雲の青銅器の特徴、どのようにもたらされたのか?、何故埋められたのか?について解説がありました。

弥生時代の青銅器は、地域集団の農耕祭祀に使われていたとの理解が一般的です。しかし、松本先生は、当時、集団の存亡に関わる危機が訪れた際、首長が所有する青銅器を大地の神に捧げるために埋納したのではないのだろうかという独自の仮説を披露されました。

聴講者の皆さんは、こまめにメモをとったり、質疑を交わしたりと、大変熱心にのぞんでおられました。

次回は、12/7(土)13:30~14:45、「弥生時代の四隅突出型墳丘墓」です。次回のみ、少し広い会場になりますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。


2013年11月29日金曜日

教養授業「島大ミュージアム学」で中国地方のたたらについて講義

島根大学ミュージアムでは、1年生向けの教養授業「島大ミュージアム学」を大学ホールで開講しています。島根県の自然・歴史・文化について学ぶ授業です。

本日は外部講師の角田徳幸先生に、「中国地方のたたら」についての講義をしていただきました。

島根県で盛んに操業されていた、たたら製鉄とはどのようなものか?、その歴史・意義について、豊富な古写真や絵図を用いて、解説していただきました。


 
 
この授業は、270名の学生が受講しています。毎回、レポートを提出させ、冬休みや期末にもレポート・試験をおこない、厳しく理解度や考察力をはかっています。短くとも4年間は暮らす島根県ですので、しっかり島根県のことについて学んでほしいと思います。
 
なお、本授業は、公開授業にもしていますので、登録すれば一般の方々も聴講することができます。

2013年11月28日木曜日

松江市揖屋公民館の皆様がキャンパスツアー

本日は、松江市揖屋公民館女性スクールの26名の皆様が、島根大学キャンパスツアーに参加されました。

登録文化財の大学正門や総合理工学部3号館11階、ミュージアム本館、山陰地域資料展示室、図書館、大学ホールなどを見学してまわりました。

ツアーのなかで島根大学について説明すると、皆さん頷いたり、感心したり、驚いたりされるので、こちらもやり甲斐を感じます。すれ違う学生も挨拶をしてくれるので、気持ちよくまわることができました。

晴れたり、雪がふぶいたりする天気でしたが、1時間半楽しく案内することができました。

ぜひ、またご参加いただけたらと思います。



2013年11月23日土曜日

第62回ミュージアム講座「石器から鉄器へ-弥生時代・山陰地域の道具の移り変わり-」を開催しました。

本日午後、松江スティックビルにて、第62回ミュージアム講座「石器から鉄器へ-弥生時代・山陰地域の道具の移り変わり-」を開催しました。

今回の講座では、当館の会下和宏副館長(ミュージアム准教授)が講師となり、山陰の弥生時代の道具が、石器から鉄器へどのように移り変わっていったのかというお話をしました。

山陰地域では、紀元前1世紀頃の弥生中期後半には鉄器が使用されています。そして、紀元2世紀後半から3世紀前半頃の弥生後期後葉から終末期になるとより本格的に鉄器が普及するようになるそうです。

鉄器のなかでも、木を加工するヤリガンナ・刀子・袋状鉄斧などが多く普及しますが、木を切る大形伐採斧や鋤・鍬は少ないようです。したがって、弥生後期になると、石器のなかでも加工具である片刃石斧はほとんど見られなくなりますが、伐採斧である太型蛤刃石斧は残存して使用され続けるとのことです。

また、弥生後期になってから、鉄鏃が普及する一方で、引き続き、隠岐島産黒曜石や四国のサヌカイトで作られた石鏃も使用されているようです。

山陰地域で鉄器の出土量が特に増加する弥生後期後葉頃は、四隅突出型墳丘墓が大型化する時期でもあります。墳丘墓の巨大化から、うかがわれる首長の権威の増大は、こうした多量の鉄器の流通を掌握し、差配していたことと関係している可能性があるとのことでした。

次回のミュージアム講座は、今日の鉄の話の続編ともいうべき、「古代製鉄の系譜-日韓製鉄史の比較から-」(12/14)です。申し込みなしでも聴講できますので、お気軽にご参加ください。

2013年11月21日木曜日

【本日の団体客】三刀屋高校、安来高校ほか70名の皆さん

本日は、三刀屋高校、安来高校の生徒さん70名が、大学訪問の一環で来館されました。
今日は、久々に晴れ間がのぞき、心地よい天気のなか、キャンパスをめぐっておられました。

2013年11月19日火曜日

企画展示「明治時代の植物標本~発見された旧制松江高等学校(島根大学前身校)の遺産~」のご案内

◆主催 島根大学ミュージアム島根大学生物資源科学部生物科学科

◆日時 平成25年12月14日(土)~平成26年1月26日(日)の土日祝日 10:00~17:00
      *土日祝日のみ開館(平日と年末年始〔12/29~1/3〕はお休み)

◆会場 サテライトミュージアム島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高等学校外国人宿舎)
      〔松江市奥谷町140 ・ 駐車場2台分あり〕

◆お問合せ先 平   日:島根大学ミュージアム(TEL0852-32-6496)
          土日祝日:島根大学旧奥谷宿舎(TEL0852-33-7032)

 このたび島根大学生物資源科学部生物科学科で、明治中期から大正初期にかけて博物学者の長野菊次郎(1868〜1919年)によって収集された、国内でも最古級の植物さく葉標本1410余点が発見されました。この時代は、日本植物研究の黎明期であり、当時の標本のほとんどは、旧帝国大学や国立科学博物館に保存されています。
 島根大学で発見された植物標本は、明治20年代以後に採集・制作され、旧制松江高等学校(島根大学の前身校)に収蔵されたものです。制作技術が高く、保存状態が良好なことから、学術的価値がきわめて高い貴重な資料です。
 この展示会では、今回発見された植物標本を展示し、明治時代の植物研究や旧制松江高等学校の植物教育について知っていただきます。


長野菊次郎による明治時代の植物標本(島根大学生物資源科学部生物科学科所蔵)

会場は、旧制松江高等学校外国人宿舎だったサテライトミュージアム


2013年11月15日金曜日

一般教養の授業で学生250名がミュージアム見学

本日は、一般教養の授業「島大ミュージアム学」で学生250名がミュージアム見学しました。

授業で取り上げてきた島根の絶滅した動物、学生が発掘した第3紀の化石、島根の伝統工芸品など、様々な資料を見学してもらいました。

展示室にはいると、「すごい!」「こんなのがあったのか!」と歓声をあげて、興味深く見学してくれました。決まった答えを導くだけの勉強ではなく、ミュージアム見学を通して、様々な標本資料に好奇心をもち、自身で探究していくことができる力を養ってほしいと思います。

また、明治時代以来、わが校に収蔵されてきた可視的な標本資料を通して、島大生としてのアイデンティティーの醸成につながれば幸いです。

2013年11月12日火曜日

【本日の団体客】平田高校、大社高校、島根中央高校の皆さん

本日は、平田高校、大社高校、島根中央高校の皆さん115名が大学訪問の一環でミュージアム見学をされました。
本日は、冷たい雨が降ったり、晴れたりと、はっきりしない天気でした。冬の足音が聞こえてくるようなこの頃です。

 

2013年11月2日土曜日

第2回島根大学ミュージアム特別講座in広島「出雲のたたら製鉄」を開催しました。

11月2日(土)、広島市まちづくり市民交流プラザ(広島市中区袋町)にて、第2回島根大学ミュージアム特別講座in広島「出雲のたたら製鉄」を開催しました。

今回は、島根大学OBでもある角田徳幸博士(島根県教育庁文化財課企画幹)に講師をつとめていただき、たたら製鉄の工程や経営について、分かりやすく解説をしていただきました。

前半は、砂鉄の採取、木炭の生産、製鉄場の様子、高殿(たかどの)の構造などについて、絵図や古写真、発掘調査の記録写真を用いて、解説がありました。

後半は、明治時代の操業記録や江戸時代の古文書などから、たたら製鉄の経営形態についての解説がありました。

たたら製鉄は、日本刀の材料となるを中心に生産するイメージがありますが、実際には炭素を多く含む銑鉄(せんてつ)が主体に生産されました。銑鉄は、大鍛冶場で鍛錬(鍛造精錬)して、不純物や炭素を取り除くことによって、包丁鉄(割鉄)に生まれ変わりました。中国山地山間部では、安く重たい銑鉄をそのまま出荷するのではなく、値段の高いこうした包丁鉄に加工してから販売することで、収益性を高めていたようです。

次回の特別講座in広島は、11月30日(土)、第3回「弥生時代の出雲青銅器文化」です。ご期待下さい。

ミュージアム隣りボイラー室の内部機器撤去工事

ミュージアム隣りにある旧ボイラー室の内部機器がほぼ撤去されていました。

少し中を覗いてみたところ、天井も高く、広々としていて、これはミュージアム展示室にぴったりだと思いました。

この建物の、これからの使い道はまだ決まっていないようです。

カフェでも併設して、学生や市民が気軽に集まれるミュージアムになれば良いのではと思いました。

2013年11月1日金曜日

松江キャンパスの紅葉

今日から11月。秋晴れの一日でした。
松江キャンパスの紅葉の様子です。
ユリノキやケヤキ、ナンキンハゼが色づいています。
メインストリートのユリノキ並木

法文棟南のケヤキ林

本部棟南のイチョウ


総理棟2号館南のナンキンハゼ

教養授業「島大ミュージアム学」で城下町歩き

本日は、穏やかな小春日和のなか、教養授業「島大ミュージアム学」のなかで、学生たちと松江城下町歩きをしました。

コースは、島根大学→石橋町→千手院→島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高等学校外国人宿舎)→田原神社(春日神社)でした。

大学のすぐ近くに、古い情緒ある町並みが残っていることを知ってもらうことができました。そして、経済的な合理性だけを追求した町づくりではなく、この趣きある景観を後世に大事に残していくことの大切さを考えてもらいました。

来待石の基礎

石橋町

江戸~明治の建物が残っています。

大正時代の島根大学旧奥谷宿舎(旧ドイツ人教師が暮らした官舎)

小泉八雲やカルシュ博士も通った田原神社の境内でゴール