2016年10月29日土曜日

福間彰 島根大学名誉教授 卒寿記念「人生のあゆみ」写真展、開催中!

 本日から、島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)では、福間彰 島根大学名誉教授 卒寿記念「人生のあゆみ」写真展を開催しております。

 旧制松江中学、旧制松江高校のご出身で、島根大学教育学部で教鞭をとられた福間彰名誉教授の歩まれた人生を振り返る写真展です。

 ご来館をお待ちしております。

2016年10月26日水曜日

博物館実習の事後指導

 本日、法文学部学生の博物館実習事後指導を行いました。学生たちには、実習を振り返るレポートを書いてもらいました。

 法文学部学生は、8月に、県立古代出雲歴史博物館、県立美術館、和鋼博物館で実習を受けさせていただきました。日ごろは展示を見学するしか接点がない学生たちにとって、博物館内部で業務にふれることができたことは、大変有意義な経験になったことと思います。

 館の皆様には、お忙しい業務の傍らに実習をご指導いただき、まことにありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

2016年10月23日日曜日

第92回島根大学ミュージアム市民講座「弥生時代の山陰におけるモノの流通」を開催しました。

 本日午後、第92回島根大学ミュージアム市民講座「弥生時代の山陰におけるモノの流通」を開催しました。

 この講座は、平成28年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ「"古代出雲"の交通ネットワークを探る」(まつえ市民大学連携講座)の第2回になります。

 今回は、会下和宏准教授(島根大学ミュージアム副館長)が講師をつとめ、弥生時代の山陰における石器・玉類・青銅器・鉄器・木器などのモノの流通について解説しました。

 まず玉類の流通では、朝鮮半島の碧玉が西日本各地にもたらされたり、松江市花仙山の碧玉が福岡の遺跡まで運ばれていったなどの解説がありました。次に青銅・青銅器の流通については、出雲市荒神谷遺跡の青銅器の原料が、中国大陸や朝鮮半島からもたらされていることなどの説明がありました。
 鉄・鉄器の流通については、近年の発掘調査の進展で、弥生時代の鉄器出土遺跡が、特に大山山麓に濃密に分布する状況の解説がありました。これは、九州北部に次ぐ出土量になるとのことでした。

 最後に、こうしたモノの流通の社会的な意義について考察がなされました。国家が成立する以前の社会では、鉄などの流通によって地域同士が結ばれ、それらを運ぶための水運や港・市場の管理を首長が行うことで、その力を増していったとのことでした。

 次回の市民講座「古代の道とゆきかう人々」は、2017.1.8(日)13001430になります。ご参加をお待ちしております。

2016年10月22日土曜日

第1回島根大学ミュージアム特別講座in広島 Part2「初めて列島に到達したホモ・サピエンスの痕跡-中国山地~隠岐諸島における後期旧石器時代前半期の石材獲得行動-」を開催しました。

 本日、広島市まちづくり市民交流プラザ(広島市中区)にて、第1回島根大学ミュージアム特別講座in広島Part2「初めて列島に到達したホモ・サピエンスの痕跡-中国山地~隠岐諸島における後期旧石器時代前半期の石材獲得行動-」を開催しました。

 この講座は、平成25年度に島根大学ミュージアム特別講座in広島「出雲文化へのいざない」を開催した際、大変好評で、再度の開催要望が多く寄せられたことから、企画したものです。

 第1回は、及川 穣先生(島根大学法文学部准教授)が講師を務められ、中国山地から隠岐諸島にかけての旧石器時代について解説されました。

 講座ではまず、アフリカから世界に拡散していった人類と使用していた石器についての説明から始まりました。つづいて、日本列島における旧石器時代の様相についての解説がありました。日本列島では10,150ヶ所もの旧石器時代の遺跡が見つかっています。今のところ、静岡県井出丸山遺跡で見つかった約40,000年前頃の神津島産黒曜石による台形様石器が、最も古い時期のものであるとのことでした。

 そして、地元である中国地方に目を向けると、島根県奥出雲町原田遺跡で、約35,000年前の地層から隠岐島産黒曜石による小型ナイフが出土しているそうです。既にこの頃、中国山地の集団が隠岐島の黒曜石を調達し、利用していたことに驚かされました。

 中国山地では、こうした日本列島最古級の旧石器が出土する遺跡が、この他にも多くみられるようです。及川先生は、今後、こうした遺跡の調査なども進めていき、日本列島にやってきた頃の人類の活動について解明していきたいとのことでした。

 会場は満席で、皆様大変熱心に聴講していただきました。実際に黒曜石の石器にも触れて、観察する経験ができたことも、大変好評のようでした。


2016年10月20日木曜日

初期人類オロリンの化石標本展示中

 昨年の4月、特別展「生命大躍進」での展示のために国立科学博物館などに貸し出していた初期人類「オロリン・トゥゲネンシス」の標本(レプリカ)が当館に戻ってきました。

 この標本は、S島根大学名誉教授の寄託資料で、大変貴重なものです。再び、ミュージアム本館で展示させていただいております。
オロリン・トゥゲネンシス
ケニアに生息していた約600万年前の初期人類。よちよち歩きだが、2足歩行をしていたと考えられる。

2016年10月19日水曜日

第92回ミュージアム講座「弥生時代の山陰におけるモノの流通」(兼:まつえ市民大学連携講座)のご案内【10/23】

 平成28年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ「"古代出雲"の交通ネットワークを探る」(兼:まつえ市民大学連携講座)の第2回です。この講座シリーズでは、「古代出雲」の交通手段や経路、それらによって結ばれた拠点を具体的に明らかにし、交通ネットワークの歴史的な意義について考えていきます。
 今回は、弥生時代の山陰地域で発見される石器・玉類・青銅器・鉄器などから、当時の流通の様相について解説し、その意義について考えていきます。
 どなたでもご予約なしで聴講できます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

主催 島根大学 研究・学術情報機構 ミュージアム・島根大学古代出雲プロジェクトセンター・島根大学法文学部山陰研究センター「『出雲国風土記』の学際的研究」プロジェクト
共催 まつえ市民大学
対象 市民一般・高校生
講師 会下和宏(島根大学ミュージアム副館長・准教授)
日時 平成28年10月23日(日) 13:00~14:30
場所 松江スティックビル (松江市白潟本町43番地) 松江市市民活動センター 201・202研修室
その他 
 ・参加費無料
 ・申込み不要
 ・受講者は、スティックビル駐車場料金が1日¥200に割引になります。

2016年10月10日月曜日

島根大学学園祭「淞風祭」連携企画:島大ミュージアム・クイズラリー「展示クイズに答えてミュージアムグッズをもらおう!」を開催しました。

10月9日(日)、10日(月)午前中と、島根大学学園祭「淞風祭」連携企画:島大ミュージアム・クイズラリー「展示クイズに答えてミュージアムグッズをもらおう!」を開催しました。

ミュージアム本館展示室と山陰地域資料展示室の展示を見て、クイズに答えてもらう企画でした。1日半で老若男女、217人の方々が挑戦してくれました。

クイズに取り組むことで、展示をしっかりと見学していただくことができたのではないかと思います。どうもありがとうございました。


2016年10月9日日曜日

第10回島根大学ホームカミングデー・キャンパスツアー「懐かしの島大キャンパスを巡る」を開催。

 本日、学園祭でにぎわう中、第10回島根大学ホームカミングデー・キャンパスツアー「懐かしの島大キャンパスを巡る」を開催しました。

 1時間弱で、島大の前身校・旧制松江高校の石碑、登録文化財の正門、総合理工学部3号館11階の展望スペース、ミュージアム本館展示室、山陰地域資料展示室、附属図書館展示室などをまわりました。

 最後の附属図書館展示室では、ちょうどミニ企画展「旧制松江高校出身の異才編集者 花森安治と田所太郎」(第2期)が開催されており、詳しく解説することができました。

 参加されたOBの方々には、卒業後に出来た新しい建物などについても説明しています。「昔は、ここに〇〇があった」とか、思い出話もされていました。

 御参加ありがとうございました。
旧制松江高校の石碑


ホームカミングデー式典が開催される大学ホール

学園祭でにぎわう松江キャンパス

2016年10月6日木曜日

【本日の団体見学】松江南高校の生徒さんが授業の一環で見学されました。

本日は、松江南高校の1年生の皆様が、総合理工学部で、当館館長らの授業を受講されたあと、ミュージアム見学をされました。

本来は昨日、来学予定でしたが、台風が襲来したため、本日となりました。近くですので、また、いつでもご来館ください。

2016年10月5日水曜日

台風18号襲来

本日は、台風18号が山陰に接近し、暴風警報が発令されたため、授業が中止になりました。

ミュージアム開講授業も第1回目から、休講です・・・。

キャンパスは、午前中は静かでしたが、午後からやたらと風が強まってきました。朝降っていた雨はあがり、急に生暖かくなったりと、天気の変化が激しい1日でした。
暴風にさらされるミュージアム本館前のポプラの木

2016年10月3日月曜日

福間彰 島根大学名誉教授 卒寿記念「人生のあゆみ」写真展のご案内【10/29-12/25】

 島根大学教育学部で永年、技術科教育にご尽力され、旧制松江高校(現島根大学)のご出身でもある福間彰先生は、このたび、めでたく90歳を迎えられます。
 これを記念して、旧制松江高校に関連する唯一の現存建物である島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高校外国人宿舎)を会場に、先生が戦前から永年かかって撮影されてきた、数々の貴重な写真の展示会を開催いたします。


【福間彰先生の御経歴】
1926(大正15)年  島根県斐川町(現出雲市)生まれ
1944(昭和19)年  旧制松江中学校卒業
1947(昭和22)年  旧制松江高校卒業
1950(昭和25)年  東京大学卒業
1967(昭和42)年  島根大学教育学部技術科
1990(平成2 )年   島根大学名誉教授



会期:平成28年10月29日(土)-12月25日(日)  10:00-17:00
    (※土日祝日のみ開館)
    (松江市奥谷町140) 地図

展示写真(61点)
・旧制松江中学校、旧制松江高校、東京大学学生時代の写真
・茨城大学、島根大学教官時代の写真
・その他

その他:
・駐車場2台分あり。
・入館無料

【お問合せ先】
島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム) TEL 0852-33-7032
(平日は、島根大学ミュージアムTEL 0852-32-6496)

2016年10月2日日曜日

第91回島根大学ミュージアム市民講座「『出雲国風土記』と掘り出された古代の道」を開催しました。

 本日午後、第91回島根大学ミュージアム市民講座「『出雲国風土記』と掘り出された古代の道」(まつえ市民大学連携講座)を開催しました。

 今回は、大橋泰夫先生(島根大学法文学部教授)に講師をつとめていただき、出雲にあった山陰道などの古代道路について解説していただきました。

 まず、7世紀から8世紀にかけて、古代律令国家によって整備された道路とは、どういうものだったのかについての説明がありました。古代国家は、都を中心に、放射状にのびる七道を整備しました。このうち、出雲にのびるのは山陰道です。そして、道沿いには、約30里(16km)ごとに駅家(うまや)が設置され、馬を乗り継いで、情報を伝達した駅伝制が整備されました。また、一部の道沿いには、柳やエンジュの並木が植えられていた可能性もあるそうです。

 奈良時代に編纂された『出雲国風土記』には、出雲国内にどのような道や駅家があったのかについて、具体的に記述されています。また、最近の発掘調査では、松本遺跡(松江市)、杉沢遺跡(出雲市)などで、実際に古代の山陰道が発見されています。丘陵の上を大規模に削って、直線的な立派な道を通そうとしていた様子が分かります。

 現代の島根県では、高速道路や国道の整備が進められています。1300年前の古代国家も、同じように道を整備して、人・モノ・情報の伝達のためのインフラ整備をしっかりとしていたことが分かりました。国を統治していくうえで、「道」は、時代を問わず、普遍的に重要なインフラであることを改めて感じさせられました。